インタビュー取材 日本橋Art.jp

インタビュー取材 日本橋Art.jp

日本橋Art.jpさまから、インタビュー取材を受けました。

宜しかったら、御覧になってくださいませ。

人生に何かを求めて 小学校の卒業文集

「小学校から何かを求めていたんです。
私は人生の中で何をしていかないといけないのか、
生きていることってなんだろう。

そんな作文を書く小学生でした。」

美大を志した高校時代、

大切な友人が家出をしてしまった。

友達を探しに行ったことで受験を逃した。

「多感な年頃ですからね。

青春の傷を負って浪人する気にもなれず、
とりあえず何か打ち込めることをと思ったときに、
私、お洋服が好きだったなと思って
地元秋田の洋服洋裁の学校に入ったんです。
そうこうして東京に行くきっかけを探したときに、
デザイン科に入れないかと先生に相談して

文化服飾学院のファッションデザイン科に編入しました。」

卒業後は就職。

大手企業ということもあり
給料は申し分なかったものの
駒のように働く日々にやりがいを見出せず退職。
和服からイブニングドレスを作ったことを
きっかけにヨーロッパに1年間滞在した。
帰国後は思想家の三木成夫らとともに、
富田勲も巻き込みながら
電子パイプオルガンの設計や装飾に携わるなど、

積極的に挑戦をした20~30代。

「ヨーロッパに行ったことで日本の良い点、悪い点が見えました。
悪い点というのは、今の日本に哲学や宗教感がないことだと思っています。もともとあったのが、敗戦したことで宗教や哲学が一旦リセットされたと思いますね。日本に限らず神話を失った民族は滅びると歴史哲学者のトインビー博士が言っています。ありとあらゆる仏教や神道、日本のルーツはなんなんだろうと自分の中で模索するようになりました。電子パイプオルガンの試作品に関わったのも、宗教音楽の音響効果や宇宙の微妙な波動が人間を進化させているという理論に興味を持ったからというところが大きいです。」

ヨーロッパでの経験は現在に至るまで、

その後の市岡さんの活動や作風の礎となっている。
日本のルーツや神話を学び、
宗教・哲学を見直す作業の中で、
イスラエル人から水墨画を教わるなど、
自国を外国の視点から客観で見つめ、
我々日本人が気付かなかった
日本の心や歴史について理解を深め伝えていく。

日本神話について

和の遺伝子、宇宙をめぐる

「日本の神話を読んきたのですが、最近ようやく、

意味がわかってきましたのでそれを絵にしていきたい。

これからのライフワークだと思っています。」

“日本人には、YAP遺伝子と言われている特殊遺伝子があります。YAP遺伝子の祖は、縄文人です。
縄文人の特性は、「闘争心の無さ」だそうです。
さらに「YAP遺伝子は、自分を捨てて他人に尽くす遺伝子」
また、親切遺伝子。日本人特有の勤勉さや親切はこの遺伝子の影響があると言われています。”

神秘的で、見る人にストーリーを想像させる市岡さんの絵。
菩薩のように穏やかな表情をした人物画が彼女のひとつのトレードマークになっている。
作品にメッセージを込める作家もいるが、市岡さんの作品はメッセージはもとより、作品そのものに役割を持たせている。

ラスコーの壁画

「古代に人たちは、絵を描くとそれが実現すると純粋に信じていたんです。人類最古の絵画と言われているラスコーの壁画に牛や馬の絵が描かれているのは、食べていくために狩猟をしないといけないわけですが、牛がほしいときには牛の絵を描いていたからと言われています。絵は実現させる作用が強いんです。だからこそ有効に役立つ絵が描きたいんです。例えば器は使えますよね。絵は飾るだけというのがあるので意味ある絵を残していきたいです。」

ポートレートについて

依頼を受けてポートレートを描くことも

多いという市岡さん。

ポートレートそのものに意味を持たせるのが

彼女の描き方だ。

○○菩薩

“〇〇には、オーダーを頂いた方のお名前が入ります。
オーダーを頂いた方の内面の菩薩と共に、

輝くように描きます。
こちらの方は、まだまだ羽ばたける方なので、

マットに孔雀模様の布を貼りました。”

 

 

「菩薩のような生き方ができたら

最高だなと思いましてね。

母が亡くなるときに苦しんだんですね。

でも亡くなったときの顔が本当に菩薩のようで、

それが人生の中で一番美しい顔だったんです。

人間ってそういうものを持って

 

 

生まれているんだと気付きました。


だから、持って生まれたものに

気付くような絵にしていけたらと思って、

オーダーで描いているものには

その方に似せて菩薩を描いています。


菩薩のような心でまわりを優しく

あたためてと言う気持ちでその絵を見ながら、

ご本人も生きていける。

そうすると内面が充実します。

菩薩に名前につけて、詩をつけています。」

 

女性は美しい姿 の自分を収めておきたいと

いう思いがあるからこそ、

飾って美しく意味のあるものを。

市岡さんの思いだ。

ファッションデザインに

携わっていたからこその発想で装飾を加え、

絵全体をデザインしている。

「最近描いた菩薩の絵では

ジュエリーやビーズをはめこんだり、

洋服の生地をデッサン画に貼ったりしています。

その方の好きな色を聞いて、色合いを合わせています。
菩薩を描いているけど、

宗教的な絵ではなく、

ファッション的なきれいな絵を意識しています。

飾って美しい、今日はお洋服をどれにしましょうか

という感覚でそばにおいて頂けたらと思っています。

そしてそれを見ることで

ご自身が菩薩のようだと感じて頂けたら嬉しいです。」

市岡さんご自身、還暦を迎えて発想が変わり、歳を重ねた良さ、これまでの経験が生かされて現在地にいる。振り返ると「挫折の人生」だと語るが、点と点が絵を通じて繋がり、若かった頃には見いだせなかった「自分流」が確立されつつある。

私にとって、アートとは

 

「天と地、人をつなぐもの」

ABOUT US

akemiart絵描き
 文化服装学院ファッションデザイン科卒。20代の頃はファションデザイナー。和服からドレスを外国人に販売。   和服を提供したのが、パリに禅を広めた弟子丸大仙の親戚。海外の方がZenに興味を持っていることに驚く。1年西欧に滞在して哲学や宗教の大切さを痛感。  帰国し、電子式パイプオルガンの装飾などを手掛ける。音楽雑誌や新聞に紹介もされる。  結婚と同時に僧籍に入りました。密教、古神道、易の本筮法、九星、家相、手相、姓名学を学ぶ。    その後、病気を経験。  池袋メトロポリタンで、易カウンセラーとして、1万人の人生相談に乗る。  この頃、病気のお蔭で二度目の最愛の人と出会い、僧籍離脱 還俗しました。海外旅行をしながら絵を描き始める。  様々の画材で絵を描き始め、沢山の賞を頂く。  ドイツでは、ワインラベルとなって販売されている。  絵と詩のコラボも始め、自分も詩を書くようになり、メキシコでは、108人の世界の詩人たちと一緒に紹介されて本になる。